インディゴ・メッセージ

 22, 2008 19:55

生きて行くということは
選んで行くということ
捨てて行くということ

けれど
けれど

ああ
愛されながら孤独なものたちよ

よい耳を!

ここに
(ほんのわずか遅れたばかりに)
  届かなかった思いがある
ここに
(ほんのわずか急いたばかりに)
  届かなかった思いがある

ああ
愛しながら孤独なものたちよ


    *


昨晩選ばれなかったもののためにこそ今朝の愛はある。
選ぶのがいけないのではない。
選んだものを大切にしないところに不幸は生じるのである。
選ばれた方にも愛は必要なのである。

愛は入れ物である。
愛が空しいのは中に何かが入っていないからである。

ある人は与えられた入れ物では間に合わないほど
祈りが大きくなり不安になっている。
そういう人のためには今、
天の工場で特別な器を用意しているはずである。
祈りが成長しようとすればするほど不安は大きくなる。
たしかに重いのにかかわらず祈りは無形で無名だからである。
たしかな言葉が欲しい。

祈り方を知らないと言う。
彼女はきっと見るばかりで聞かない人なのだ。
無数の祈りの声を。

祈りは透明な矢印である。

それでも諦めて行く者たちに、届かなかったのは悲しい。
祈りを信じられないのなら自分を信じるのだ。強く。強く。
すべてはそこにあるから。
詩も愛も祈りもここにあるから。
いつかすべてはすべてに戻ってくる。

今朝選ばれなかったものは今晩選ばれて行くだろう。
それでもそこから漏れて行く、
誰にも似ていないような独りたちを受ける透明な広場が必要なのだ。
そこではすべてが彼自身である。
君は君自身のままであってよいと言ってやって欲しい。どうか。

求道と快楽。
裏と表のような矛盾がある。
それらを抱えこむひとつの入れ物になるまで
沈黙の苦しみに耐えよう。
送り所の無さに息が詰まりそうなときは自分を信じるのだ。強く。
やがて裏が表になり表が裏になり表も裏もない球になるときがくる。

一個の球になるにはどれだけの矛盾があったろう。
海を見ても野の花を見ても、なんだかせつないひとりのときは、
そんな糸に触れるとき。
球の中には、いにしえからの祈りがつまっているのだ。
陽の輝きと月の光のように。





インディゴメッセージ

 22, 2008 19:47

あなたはあらわな哲学者です。

生きた哲学者の為に、

空は青いです。

海はあります。

夕焼けは美しいです。

子どもは生まれます。

木々は戦いでいます。

姿をさらしています。

存在とはそういうことではないでしょうか。

あなたと自分を等しく思っています。






悲話

 22, 2008 19:33

コトリ と椅子が たおれ

うつむいた彼が

用意しなかった言葉を漏らしたとき

一緒に落ちた祈りを

彼が気づかないうちに 静かに

掌に拾った

祈りが恐れないように そっと

天へ帰したけれど

靴の先に落ちてしまって

こわれてしまった言葉は

何も言わなかった

うなずくふりをして かけらを集め

ポケットに しまいこんだまま

きょう 洗たく機の底に見つけたから

あわてて のみこんでみたけれど

もう なんの味もしなかった

ごめんなさい






ありがとう

 22, 2008 19:24

てがみをくれて、ありがとう。

さそってくれて、ありがとう。

思い出してくれて、ありがとう。

憶えていてくれて、ありがとう。

わかろうとしてくれて、ありがとう。


こころをありがとう。

こころからありがとう。


                     いのちより




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